世界ランキング 松山23位で2013年終了 2年ぶりのマスターズ出場決定
松山英樹が2年ぶり3度目のマスターズ出場を決めた。
世界の各ツアーが年内の全日程を終えた米国時間15日、今年最後の世界ランキングが発表され、松山の順位は前週と変わらず23位。この時点で同ランク50位以内の選手に与えられる来年のマスターズ(現地時間4月10〜13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)の出場権を獲得した。
アジアアマチュアゴルフ選手権優勝で2011年、2012年と続けてマスターズに参戦した松山だったが、今年は出場できずに悔しい思いを味わった。だが、昨年末のランキング128位からプロ転向後、全米オープン、全英オープンのトップ10入りや国内ツアー4勝の実績でグングンと伸し上がり、自身3度目、プロ転向後初めてのオーガスタ行きをつかみ取った。
松山を含めてトーマス・ビヨーン(デンマーク/同ランク24位)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ/26位)、ビクトル・ドゥブイソン(仏/32位)、ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン/35位)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン/37位)、フランセスコ・モリナリ(伊/38位)、リッキー・ファウラー(米/40位)、マッテオ・マナセロ(伊/43位)、デビッド・リン(英/45位)、トンチャイ・ジェイディ(タイ/46位)、ピーター・ハンソン(スウェーデン/48位)、ヨースト・ルーテン(オランダ/49位)、ブランデン・グレイス(南ア/50位)の14人が、年内トップ50の資格でオーガスタ行きの切符を獲得。特にグレイスは、直前に開催された欧州ツアーの一戦、ネルソンマンデラ選手権で6位タイに入り、リチャード・スターン(南ア)を蹴落としてマスターズ出場を決めた。土壇場で51位に転落したスターンはまだ出場権がなく、大会まで必死でプレーして資格を勝ち取るしかなくなった。
また、アジアンツアーのタイランドゴルフ選手権を制したセルヒオ・ガルシア(スペイン)が同ランク19位から10位にランクアップ。同大会2位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は同ランク3位の座をしっかりとキープしている。メジャー王者らとともに同大会4位タイに食い込んだ河野祐輝は408位から279位へとジャンプアップ。昨年末に1,492位だったことを思えば、飛躍の1年を過ごしたことになる。
同大会15位タイの石川遼は同ランク87位から83位に、18位タイの2人も小林正則が174位から163位に、川村昌弘が176位から170位へとそれぞれ順位を上げている。
その他の日本勢は、小田孔明が68位から67位に、片山晋呉が82位から77位にランクアップした。
尚、1位タイガー・ウッズ(米)、2位アダム・スコット(豪)の上位2人に変動はない。