石川、藤田が背負うアジアの名誉! ロイヤルT
石川遼が、アジアの名誉を背負って第7回 ザ・ロイヤルトロフィ(現地時間20日開幕/中国、ドラゴンレイクゴルフクラブ)に挑む。
アジア vs. 欧州の名誉をかけたチーム対抗戦である同大会は今年で7回目の開催。石川自身は5回連続の出場となる。過去の大会でマッチプレーの特殊性は十分に感じており「目の前の相手を見て、毎ホールの駆け引きが大事。今週は気持ちをいかに切り替えるか」と、必勝の心得を口にした。
両チームのメンバーが勢揃いして会見を行った大会2日前には、練習ラウンドを行う選手も多い中、石川は練習場でショットの精度を上げることに専念。自信を深めて戦いに臨む準備を整えた。
アジアチームは前回まで5大会続けて尾崎直道主将の下でチームワークを深めてきたが、今年第1回大会主将の青木功とともに尾崎はプレーヤーズ・コミッティの一員となり、代わってY・E・ヤン(韓)が主将としてチームを引っ張っている。新しいチームについても「みんな仲良しで非常に頼りになる選手が多い」と、表情をほころばせた石川がチーム連覇へのカギを握るのは間違いない。
ディフェンディング・チャンピオンのアジアチームは、石川を含め藤田寛之、金庚泰(韓)、金亨成(韓)、呉阿順(中)の5人が日本ツアーから参戦。アジアンツアーからはトンチャイ・ジェイディ(タイ)、キラデク・アフィバーンラト(タイ)、リャン・ウェンチョン(中)の3人が出場する。
これに立ち向かう欧州チームは、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)主将の下、ベルント・ウィースバーガー(オーストリア)、トービヨン・オルセン(デンマーク)、スティーブン・ギャラハー(スコットランド)、ニコラス・コルサーツ(ベルギー)、デビッド・ハウエル(英)、ポール・ローリー(スコットランド)、マーク・ウォーレン(スコットランド)、アルバロ・キロス(スペイン)が集結している。
アジアチームの一員として出場予定だった松山英樹は、左母指手根中手関節炎のために欠場。そのため、プレーイングキャプテンの予定だった欧州チームのオラサバル主将がノンプレーイングキャプテンとなり、両チーム8人ずつが3日間それぞれの形式のマッチプレーで激突する。
尚、初日はフォーサム(1つのボールを2人が交互にプレーする)4試合、2日目はフォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)4試合、最終日にシングルス8試合を行い雌雄を決する。