連覇狙うD.ジョンソンら3人が首位並走 A.スコット9位タイ
ディフェンディング・チャンピオンのダスティン・ジョンソン(米)を含む3人が首位に並び、米男子ツアーは2014年初戦から誰が勝ってもおかしくないエキサイティングな展開となっている。
同ツアーのヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズは現地時間5日、ハワイ州のプランテーション・コース at カパルアを舞台に前年の優勝者30名を集め、第3ラウンドの競技を終了。前日後続に3打差をつけてトーナメントをリードしたザック・ジョンソン(米)が1バーディ、2ボギーの1オーバー74とスコアを落としたことで混戦に拍車がかかり、この日4アンダー69をマークしたダスティン・ジョンソンの他、20歳のジョーダン・スピース(米)、全米オープンチャンピオンのウェブ・シンプソン(米)が通算14アンダーで並び首位の座を分け合うこととなった。
ザック・ジョンソンは2打差の単独4位。通算11アンダー5位タイにゲーリー・ウッドランド(米)、ブラント・スネデカー(米)、ジェイソン・ダフナー(米)、ケビン・ストリールマン(米)が名を連ね、ムービングデーに4つスコアを伸ばしたアダム・スコット(豪)が通算10アンダー9位タイに順位を上げた。
「このコースには良いイメージしかない」と言うダスティン・ジョンソンが狙うのはもちろん連覇。その彼の前に立ちはだかるのがこのコースでの経験値が少ない20代のシンプソンとスピースだ。「初出場だけれどこのコースは自分に合っていると思う」とスピースが自信をのぞかせると、シンプソンも「経験はどうあれ、ここではいかに我慢強いプレーが出来るかが鍵。最後まで諦めずに食らいついていきたい」と2014年初勝利に意欲を燃やしている。
首位に並ぶ20代の3人が最終日にチャージをかけると後続が追いつくのは難しくなるが、その3人のスコアが伸び悩むようなことがあれば、4打差に控える一番人気スコットにもチャンスが巡って来るはず。最終日は誰が先にゲームを仕掛けて行くのか? 手に汗握る展開が繰り広げられそうだ。