石川、パットに苦しみ大きく出遅れ 谷原好発進!
昨シーズン国内ツアー賞金ランク6位の谷原秀人が好発進を切る中、注目の石川遼はスタートダッシュならなかった。
米男子ツアーの2014年フルフィールド初戦ソニー・オープン・イン・ハワイが現地時間9日、ハワイ州ワイアラエCCを舞台に開幕。すでに昨年の2013-14シーズン開幕第2戦のシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープンでキャリアベストに並ぶ2位タイに入り現在フェデックスカップポイントランク19位の石川は、出だしから再三チャンスにつけながら惜しいところでパットがカップに届かず前半3ボギーの大誤算。12番パー4で距離のあるバーディパットを沈め持ち直したかに見えたが、続く難易度の高い13番パー4でボギー。最終ホールをバーディで締めくくったものの、3オーバー73は118位タイと大きく出遅れた。
石川以外の日本勢では4連続を含む6バーディ(2ボギー)を奪った谷原が4アンダー66で5位タイの好位置につけたのが最高。「オフというわけでもないし開幕戦という感じでもないし、行き当たりばったりです」とモチベーションは高くない谷原だったが、持ち前のパットが冴え目標の「予選通過」を楽な位置から狙えるポジションをキープした。
またシードを持っていない今田竜二が4バーディ、1ボギーの3アンダー67をマークし12位タイとまずまずの滑り出し。昨年の国内ツアー最終戦で涙の初優勝を飾った宮里優作が1アンダー69、48位タイ発進。
2番、3番で連続ボギーを叩く苦しいスタートとなった武藤俊憲は9番、10番の連続バーディで持ち直し、12番ではグリーン外のラフからチップインバーディを奪う見せ場も作った。しかしイーブンパー70の平凡なスコアで65位タイにとどまっている。
7人出場している日本勢の中で最年少20歳の川村昌弘は1バーディ、3ボギーの2オーバー72を叩き104位タイと大きく出遅れ、選手会長続投が決まったばかりの池田勇太もグリーン上でタッチが合わずパープレーが続いたが、10番スタートの後半3番パー4で痛恨のトリプルボギー。最終9番をバーディで締めくくったものの、2オーバー72で川村と同じ104位タイからのスタートとなった。
尚、海外のメディアからの注目が高かった松山英樹は左手親指のケガの回復が遅れ欠場を表明している。