石川&池田ら無念の予選落ち 谷原2位タイ浮上!
期待の石川遼は、2014年初戦の予選をクリアすることが出来なかった。
米男子ツアーの2014年フルフィールド初戦ソニー・オープン・イン・ハワイは現地時間10日、ハワイ州ワイアラエCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日に続き穏やかな好コンディションに恵まれた2日目だったが、前日出遅れた石川は巻き返しならず。10番スタートの1ホール目でバーディ発進を切ったが、その後3連続ボギーを叩くと悪い流れを断ち切れずに2番パー4ではアプローチをミスして3パットのダブルボギー。その時点で予選突破の夢はついえた。それでも7番でバーディ、9番はあと少しでアルバトロスのイーグルで締めくくりイーブンパー70でホールアウト。通算3オーバーは118位タイの下位で予選落ち。上位争いは次週以降に持ち越された。
また池田勇太は最終18番でイーグルを奪い2アンダー68をマークしたものの、初日の出遅れが響いて通算イーブンパー。カットラインに1打足りず80位タイで決勝進出ならず。20歳の川村昌弘も後半のボギーが響き池田と同じく通算イーブンパー80位タイで予選落ち。「調整不足」が心配された宮里優作もこの日3つスコアを落とし通算2オーバー104位タイで予選敗退が決まった。
2日目で4人が舞台を後にする中、上位争いをしているのが昨年のこの大会で日本勢で唯一決勝ラウンド進出を果たした谷原秀人。国内ツアーの平均パットランキング2年連続1位の実力を見せつけ、3連続を含む6バーディ(1ボギー)を奪って5アンダー65をマーク。通算9アンダーは単独首位のブライアン・スチュアード(米)に1打差まで迫る2位タイに浮上。2014年初戦から優勝を狙えるポジションを確保した。
またシードを失っている今田竜二が上がり3ホール連続バーディを奪って1アンダー69をマーク。通算4アンダーは12位タイから25位タイに後退したものの好位置で予選をクリア。「ショートゲームが冴えず苦しかったが(上がり3ホール連続バーディは)明日につながるゴルフが出来た」と決勝ラウンドでの上位浮上を胸に誓った。
武藤俊憲も4バーディ、3ボギーの1アンダー69にスコアをまとめ、通算1アンダーでカットラインぎりぎりながら66位タイで滑り込みで決勝ラウンド進出を決めている。