谷原V逸も8位タイ入賞に笑顔 今田も健闘20位タイ
4日間を通して優勝争いを賑わした谷原秀人だったが最後は力尽き米ツアー初優勝ならず。しかし新春から8位タイの好成績を収めた。
米男子ツアー2014年フルフィールド初戦のソニー・オープン・イン・ハワイ(ハワイ州、ワイアラエCC)。現地時間12日に行われた最終ラウンドで谷原は前半に3バーディ、1ボギーの2アンダー33にスコアをまとめ一時トップに1打差まで迫る気迫のゴルフを見せた。しかし肝心のサンデーバックナインでチャージならず。11番、13番でボギーを叩き、スコアを伸ばしたかった上がり4ホールはパー止まり。結局この日は1アンダー69に終わり、通算10アンダー8位タイで4日間の競技を終了した。
最終18番、2オンを狙ったショットがラフにつかまりアプローチをミス。最終ホールもバーディで締めくくることが出来ず、「ショットでバーディチャンスを作れずスコアを伸ばせなかった」と反省の弁。それでも「3パットが一度もなかったのは自信になります。12月はほとんどゴルフをしていなかったしスウィング改造の最中なので、そこそこやれたという感はあります」と幸先の良いトップ10入りに納得の表情を浮かべた。
上位フィニッシュしたことでタイガーも出場する再来週のファーマーズ・インシュランス・オープン(現地時間23〜26日/カリフォルニア州、トリーパインズGC)の出場権を獲得したが「その週、ちょうど藤本(佳則)の結婚式なんです。こういうときにまた後輩が邪魔をするんですよね」と苦笑い。出場するかどうかはまだ決めていないが「資格があれば出られる試合にはどんどん出て行きたい」と挑戦意欲をあらわにした。
一方「ショットに不安を抱えている」と言っていた今田竜二は、この日もバーディを先行させ、5番でダブルボギーがあったものの7番から「すごくいい3連続バーディ」を奪って3アンダー67でホールアウト。「苦しい中、粘りのゴルフが出来た」と通算9アンダー20位タイに入り、こちらも手応えを口にする。今季PGAツアーのシード権は持っていないが「下部ツアーから這い上がって来年もここで開幕戦を迎えたい」と来るべきシーズンに復活を誓った。
その他の日本勢は武藤俊憲が3日目のカットに引っかかり最終日はプレー出来ず72位タイで終戦。期待の石川遼、池田勇太、宮里優作、川村昌弘は予選で姿を消している。