婚約パワーのR.マキロイ、新兵器導入のP.ミケルソンが激突!
ローリー・マキロイ(北アイルランド)が、婚約の喜びをエネルギーに変え欧州ツアーで新春早々の優勝を狙う。
2014年のカウントダウンと前後して、恋人でテニスの元世界ランクNo.1カロライン・ウォズニアッキとの婚約をツイッターで発表したマキロイ。その時滞在していた豪州で試合があった彼女とそのまま現地に残り新年を迎えたが、ようやく試合モードに切り替わり、現地時間16日から開催されるアブダビHSBCゴルフ選手権(UAE、アブダビGC)に参戦する。
マキロイは2012年の全米プロゴルフ選手権に優勝し、世界ランキングNo.1にまでなったものの、昨年はクラブ契約変更などもあって苦戦。欧米両ツアーでは勝てないままだったが、最後にきて豪州、ワンアジア両ツアー共催のエミレイツ・オーストラリアン・オープンで優勝。自信を取り戻した。プライベートでは恋人と婚約したことで、元気いっぱいに現地入りしている。
今大会は過去6回出場して優勝こそないが、トップ10を外したのが2回しかない。2011年、2012年には単独2位となっている得意なコース。「去年に比べてシーズン最初の試合に準備を整えられていると感じている。精神的にも勢いとしても昨年末から良い状態なので、このままシーズンにつなげたい」と表情も明るい。「ここはいつもフィールドが厚いけれど、今季を始めるには最高だ」と自信たっぷりに語っており、完全復活の舞台として臨んでいる。
マキロイ同様、元気なのがメジャー5勝のフィル・ミケルソン(米)だ。全英オープン初優勝を果たした昨季は安定性を求めてドライバーをあまり使わず“フランケンウッド”と呼ぶウッドを多用していたが、新しいドライバーを手にしてこちらも自信満々だ。「これまでで一番、飛んでまっすぐ行く」という新兵器を武器に新しいシーズンに立ち向かう。
また、昨季の欧州ツアー賞金王で、米ツアー年間王者でもあるヘンリック・ステンソン(スウェーデン)や、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、マッテオ・マナセロ(伊)、ルーク・ドナルド(英)、マーティン・カイマー(独)、ミゲル・A・ヒメネス(スペイン)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)ら実力者たちもそろって参戦。欧州ツアーが今大会でいよいよ本格的にスタートする。