石川、3打差13位タイ好発進! Z.ジョンソン6位タイ
石川遼がキレの良いアイアンショットを武器に米ツアー初優勝に向けて好発進を切った。
米男子ツアーの2014年米本土初戦、ヒューマナ・チャレンジは現地時間16日、カリフォルニア州のPGAウエスト・パーマーC(PP)、PGAウエスト・ニクラウスC(NP)、ラキンタCC(LQ)の3コースを舞台に開幕。石川はPGAウエスト・パーマーCをラウンドしたプロアマ形式の予選ラウンド初日、鮮やかなプレーを披露した。
6番、8番でバーディを先行させた後、10番こそボギーとしたが、11番パー5でイーグルを奪取する。さらに上り3ホールも連続バーディとして6アンダー66。9アンダー63で単独首位に立つパトリック・リード(米/PP)に3打差の13位タイと好位置につけた。
決め手はアイアンショット。この日プレーした156人の中で5位タイとなるパーオン率88.89%のキレが効いた危うさを感じさせないゴルフは、まさに今年、石川が目指す安定したプレーそのものだった。
先週のソニー・オープン・イン・ハワイでの予選落ちのショックを全く感じさせないプレーぶりは、待望の初優勝を予感させるもの。ツアー2年目の経験でバタバタせずにこのまま維持できれば、決して夢ではないはずだ。
首位のリードに1打差の2位タイで、ライアン・パーマー(米/PP)、ジャスティン・ヒックス(米/NP)、ダニエル・サマーヘイズ(米/NP)、チャーリー・ホフマン(米/LQ)の4人が追走。2週間前のヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズで優勝するなど好調のザック・ジョンソン(米/LQ)は7アンダー65で回り、ビル・ハース(米/LQ)らとともに6位タイにピタリとつけている。石川と並ぶ13位タイにはスチュアート・アップルビー(豪/PP)、ジャスティン・レナード(米/NP)らが名を連ねている。
ウェブ・シンプソン(米/PP)、キーガン・ブラッドリー(米/LQ)、デービス・ラブIII(米/PP)のメジャー王者3人は3アンダー69で48位タイとやや出遅れ気味の初日となった。