P.マークセンが逆転優勝!! 片岡は9位
プラヤド・マークセン(タイ)が逆転でアジアンツアー2013年シーズン最終戦優勝を飾った。
賞金総額100万ドル(約1億400万円)、優勝18万ドル(約1,900万円)と来季のシード権がかかったキングスカップは現地時間19日、タイのブラックマウンテンGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ここで鮮やかなプレーを見せたのがベテランのマークセンだ。
首位と3打差の5位からスタートしたマークセンは1、2番で連続バーディを奪う好発進。その後一進一退のゴルフが続いたが、バックナインに突入すると10番でさらに1打伸ばし首位との差を2打まで詰めた。圧巻は13番パー5、ピンから6メートルに2オンさせるとイーグルパットを見事に沈め、17番でもとどめのバーディを奪って通算12アンダー。同じく5位タイから出たリカルド・カールバーグ(スウェーデン)に1打差をつけて、ツアー通算5勝目を挙げた。
昨年6月に、やはりタイで行われたクイーンズカップにも優勝していることから“ロイヤルダブル”と讃えられて満面の笑みを見せたマークセン。「地元のグレートなイベントで優勝出来てものすごくハッピー。タイの人々に捧げたい」と、応援してくれたファンに感謝の言葉を口にした。今月末には48歳の誕生日を迎えるが、まだまだ若手には負けないところをアピールしてシーズンを終えた。
日本勢は、前日16位タイの片岡大育が3アンダー69でプレーして通算5アンダー単独9位に食い込み、賞金ランキングも28位から26位に上げてシーズン終了。だが、市原弘大は4オーバー76を叩いて通算3オーバーと、前日の20位タイから47位タイに順位を落として大会を終えた。
予選ラウンドはショット、パット共に好調だった市原は4位タイの好位置で決勝ラウンドに突入。賞金ランキング97位から大逆転で賞金シードが与えられる60位以内を狙ったが、夢はついえQスクール行きが確定した(91位)。ファイナルステージ直通の90位以内には入れなかったため、ファーストステージからの参加となる。
その他の上位陣は、通算9アンダー3位タイにチャプチャイ・ニラット&プロム・ミーサワットの地元勢2人とアニルバン・ラヒリ(インド)が入り、賞金ランキング2位のスコット・ヘンド(豪)は通算7アンダー7位タイ。前日首位のジュン・キョン・モー(韓)は5オーバー77と崩れて通算4アンダー10位タイで大会を終えている。