タイガー2014年初戦は出遅れ… 首位はS.シンク
タイガー・ウッズ(米)が2014年初戦でまさかの出遅れだ。
メジャー15勝目を狙うシーズン最初の舞台に選んだのは過去7勝を挙げている米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープン。開催コースのトリーパインズGC(カリフォルニア州)は、2008年の全米オープンでも勝っている得意なコースとあって、リラックスして現地時間23日の第1ラウンドに臨んだ。
サウスC(SC)の1番からスタートし、2番でバーディを奪ったものの、その後は一進一退。フェアウェイキープ率50%、パーオン率61.11%で1ホールの平均パット数1.909と、ショット、パットともに平凡な内容のイーブンパー72。8アンダー64で単独首位に立つスチュワート・シンク(米/NC)とは8打差の63位タイに甘んじている。
地元出身で現在もコース近くに自宅があるフィル・ミケルソン(米)は、スコアが出やすいと言われるノースC(NC)をラウンド。前半最後の18番パー5では、第2打を左に曲げるも、OBエリアの駐車場とのフェンスに近いラフから打った第3打を見事に1.2メートルにつけてバーディを奪取。1アンダーで折り返した後半は3バーディ(1ボギー)を奪って3アンダー69でフィニッシュ。首位に5打差ながら17位タイとまずまずの位置につけている。前週の欧州ツアー、アブダビHSBCゴルフ選手権では1打差の2位タイと好調なだけに、2日目以降のチャージに期待がかかる。
首位のシンクはノースCを8バーディ、ノーボギーでプレーし完璧なゴルフを披露。2009年には全英オープンでプレーオフの末にトム・ワトソン(米)を撃破し、メジャー初優勝を飾っているが、以来勝利の女神に見放されている。それだけに、絶好のチャンスを生かして復活したいところだ。
シンクに1打差の単独2位にゲーリー・ウッドランド(米/NC)がつけ、さらに1打差の3位タイで、ジェイソン・デイ(豪/NC)、マーク・リーシュマン(豪/NC)ら4人が追走している。
日本勢は谷原秀人(NC)が2アンダー70で29位タイ、松山英樹(NC)と石川遼(SC)は揃ってイーブンパー72で回り63位タイで初日を終えている。