松山&石川、タイガーと並ぶ63位タイ出遅れ
現地時間23日、米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンがカリフォルニア州サンディエゴにある名門トリーパインズGC(サウスC/SC、ノースC/NC)を舞台に第1ラウンドの競技を終了。日本勢期待の松山英樹(NC)と石川遼(SC)はイーブンパー72とスコアを伸ばせず、残念ながら63位タイの下位発進となった。
左手親指の故障から2014年は始動が遅れていた松山。この日はスコアが出やすいと言われるノースCに挑んだが、昨年国内ツアー賞金王を決めたカシオワールドオープンゴルフトーナメント以来の実戦とあって思うようなショットが打てなかった。2番でバーディを先行させたものの、直後の3番でボギー。2バーディ、2ボギーでフロントナインを終えると、13番、15番とボギーを続け、一時は2オーバーまでスコアを落としてしまった。それでも17番パー3でしっかりとバーディを奪うと、最終18番パー5でもバーディフィニッシュ。それでも、8アンダー64で首位に立ったスチュワート・シンク(米/NC)とは8打差の63位タイと、予選が気になるポジションに甘んじることになってしまった。
一方の石川は難しいほうのサウスCをラウンド。スタートホールの10番はバーディと幸先こそよかったが、続く11番パー3で痛恨のダブルボギー。13番、14番の連続ボギーで、3オーバーまで転落してしまう。それでも15番のバーディで息を吹き返し、後半は1番、5番でバーディをマーク。こちらもイーブンパー72で63位タイと出遅れた。
若い2人とは対照的に、米ツアー常駐経験のある谷原秀人はまずまずの初日となった。ノースCを4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回って29位タイ。8位タイに入ったソニー・オープン・イン・ハワイに続き、上位を狙っている。
上位は、トップと1打差の単独2位にゲーリー・ウッドランド(米/NC)が続いており、前週欧州ツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権で2位タイと好調のフィル・ミケルソン(米/NC)は、3アンダー69の17位タイ。2014年初戦のタイガー・ウッズ(米/SC)は2バーディ、2ボギーの平凡なスコアで、松山、石川と同じ63位タイと下位に沈んでいる。