意外! M.ウィー3勝目にして初のアメリカV
更新日:2014/04/21 10:11
掲載日:2014/04/21 09:56
米女子ツアーのシーズン第8戦にしてミッシェル・ウィー(米)が復活優勝を飾った。
生まれ育ったハワイのコオリナGCを舞台に行われたLPGAロッテ選手権(現地時間16〜19日)でつかんだ4年ぶりの復活V。地元のギャラリーの声援に包まれ「本当に楽しかった」と元祖・天才少女は白い歯を見せた。
アマチュア時代からプロの試合でたびたび優勝争いを演じ注目を浴びたが、男子ツアーに挑戦するなど飛距離を求めるあまり体を壊し、期待に反し結果がともなっていなかったウィー。優勝は2009年のロレーナ・オチョア招待と翌2010年のCNカナディアン女子オープンの2勝だけ。以降勝星から見放されパットの不調もあって一昨年は賞金ランク64位、昨年41位に沈みどん底を味わった。
しかし腰を90度折って打つ独特のパッティングスタイルを編み出してから復調の兆しが見え始め、今年に入るとたびたび優勝戦線を賑わしメジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権ではレクシー・トンプソン(米)に敗れたものの単独2位。そして今回の優勝で完全復活を遂げ賞金ランクもトップに躍り出た。
これまでの2勝はすべて国外(メキシコとカナダ)だったため、アメリカでの勝利は今回が初。しかも地元Vに喜びもひとしお。恒例の勝者によるフラの舞いでは、ハワイ育ちらしく堂々の“踊りっぷり”を披露したウィー。メジャー2番目の年少優勝を飾ったレクシーとともに、ウィーが女子ツアー人気回復の起爆剤になる…?!