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A.キロス&S.ダイソンが首位並走! 小林、川村は出遅れ…

更新日:2014/04/25 15:11
A.キロス&S.ダイソンが首位並走! 小林、川村は出遅れ…

 

 復活の兆しを見せているアルバロ・キロス(スペイン)が、2011年最終戦のドバイ世界選手権以来3シーズンぶりの復活優勝に向けて最高のスタートを切った。

 欧州、ワンアジアツアー共催のボルボ中国オープンは現地時間24日、中国のゲンゾンGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。5人がホールアウト出来ずに日没サスペンデッドとなったが、5アンダー67でホールアウトしたキロスはサイモン・ダイソン(英)と共に首位を並走している。

 ツアー屈指の飛ばし屋として知られるキロスは、07年から11年までの間にツアー通算6勝を挙げて一時は世界ランキング21位にまで上り詰めた実力者。ところが、左手首の故障に見舞われて失速、苦しい日々を送っていた。

 だが、今季は5試合して予選落ちはなし。ジョバーグ・オープンでは5位タイに入るなど、調子を上げてきている。世界ランクはまだ240位だが「ゴルフは良くなってきている」と笑顔で、31歳での復活優勝にターゲットを絞った。

 また、ツアー6勝のダイソンも、11年のKLMオープン以来勝利からは遠ざかっている。だが、この日は「フェアウェイを外したのが2回だけ。グリーンは1回も外していない」というショットの冴えを見せてキロスと並び暫定首位タイ発進。こちらも36歳と脂の乗った時期だけに、復活への気持ちは人一倍強い。

 キロス、ダイソンに1打差の暫定3位タイには連覇を狙うブレット・ランフォード(豪)ら6人がつけており、2打差の9位タイにはイアン・ポルター(英)、ラファエル・ジャクリン(仏)ら12人がひしめく混戦模様。フランセスコ・モリナリ(伊)、ラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)らも2アンダー70の暫定21位タイにおり、手に汗握る戦いは続く。

 昨年の欧州ツアー賞金王で米ツアー年間王者のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、エドアルド・モリナリ(伊)、パブロ・ララサバル(スペイン)、地元中国のスーパーアマチュア、グアン・ティンランらが1アンダー暫定38位タイ。昨年の全米プロゴルフ選手権覇者 ジェイソン・ダフナー(米)は、1オーバー73の暫定69位タイで初日の競技を終えている。

 日本勢は、日本オープンゴルフ選手権競技王者の小林正則が、5バーディを奪いながら3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフでイーブンパー72の暫定56位タイ。前週のメイバンク・マレーシアン・オープンで13位タイに入った川村昌弘は、3バーディ、4ボギーの1オーバー73で暫定69位タイといずれも出遅れてしまった。

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