L.コ、バースデーウィークVチャンス! 美香は後退…
17歳になったばかりのリディア・コ(ニュージーランド)がバースデーウィークVに前進する中、日本勢は苦戦を強いられている。
台湾女子プロゴルフ協会との共催で行われている米女子ツアーの新規大会、スインギング・スカートLPGAクラシックは現地時間26日、カリフォルニア州のレイクマーセドGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日4位タイの好位置につけた宮里美香に期待が集まったが、難コンディションにバーディを1つしか奪えず5オーバー77の乱調で通算2オーバー。22位タイに順位を下げた。
また、宮里藍もムービングデーにスコアを伸ばせず。「パットのフィーリングは今日が一番良かったけれどショットが全体に右にいく傾向があってチャンスが作れず、かみ合ない1日になってしまった」とノーバーディの5オーバー77を叩き、通算9オーバーは上原彩子とともに66位タイに後退した。
そんな中、ルーキーの野村敏京だけが出だし2連続ボギーでつまずきながら、その後忍耐強く3バーディを奪ってアンダーパー(1アンダー71)をマーク。通算3オーバーで前日の52位タイから30位タイに順位を上げ最終日の上位進出に望みをつないだ。
優勝戦線は世界ランキング3位と4位の一騎打ちに。ともにこの日4アンダー68をマークしたステイシー・ルイス(米/世界ランク3位)が通算10アンダー単独トップの座を守り、1打差の単独2位にコ(世界ランク4位)がピタリとつけている。実力者同士のV争いは見応え十分。特にバースデーウィーク優勝に期待がかかるコは勝てばプロとしてのツアー初Vとなるだけに注目だ。
その他、通算6アンダー単独3位にジェニー・シン、通算5アンダー単独4位に朴ヒーヨンの韓国勢が続き、通算4アンダー5位タイにフォン・シャンシャン(中)、カリン・イシェール(仏)ら。今季まだ優勝がないインビー・パーク(韓)は通算2アンダー9位タイ、前週復活Vのミッシェル・ウィー(米)は通算1アンダー13位タイで最終ラウンドを迎えることとなった。