死亡事故の黄アルム、LPGAの処分・今後の活動
今年1月、乗用車を運転中に死亡事故を起こした女子プロゴルファーの黄アルム(ファン・アルム/韓)に対し、一般財団法人日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は4月28日に懲戒諮問委員会及び臨時理事会を開催、処分の内容を決定した。黄はLPGAの決議内容を受託したことがマネジメント会社の(株)クロス・ビーから発表されている。尚、この事故に関する刑事処分(罪名及び罰条:自動車運転過失致死 刑法第211条2項、略式命令:罰金30万円)を受け、すでに罰金は完納している。
黄は1月19日、雑誌者主催のプロアマトーナメントからの帰宅中、神奈川県二宮町にて自身が運転する乗用車で90歳の無職男性をはね、被害者を死亡させる事故を起こしていた。
本件に関しLPGAが決定した処分は、2014年4月28日〜5月27日までの1か月間、LPGA会員としての権利停止に加え、本年度の新人セミナーへの参加義務付けの2つ。黄は「今回のLPGAの決議については受け入れさせていただく中で、今回私が起こした事故の重大性を改めて感じると共に、被害者の方、ご遺族の方に対して、深くお詫びとお悔やみを申し上げます。ご遺族に対する責任は今後も続きますので、私のできることをしっかりと考え、行っていきたいと思っています。また、このたびは私が起こした事故に関してLPGA関係者、所属のヤマハ、スポンサー、ファンの皆様、ご協力、ご支援いただいている方々にご迷惑、ご心配をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます」とコメントしている。
現在26歳の黄は、2009年のヤマハレディースオープン葛城で国内女子ツアー1勝を挙げ、昨季は賞金ランキング42位。黄は事故以来、プロゴルファーとしての活動を全面自粛していたが、5月30日開幕のリゾートトラストレディス(兵庫県、関西ゴルフ倶楽部)より、ツアー復帰を予定している。