岩田が悲願のツアー初V! 池田は+3に泣いて4位タイ
岩田寛がついにツアー初優勝を達成した。
国内男子ツアーのフジサンケイクラシックは7日、山梨県の富士桜カントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日トップの池田勇太が11番でトリプルボギーを叩いて失速する中、この日5アンダー66をマークした岩田が通算10アンダーまでスコアを伸ばし念願のタイトルをその手につかんだ。
これまで何度この瞬間を待ちわびたか。東北福祉大学では宮里優作と同期。2006年に初シードを獲得した岩田の初優勝は時間の問題といわれていた。しかし08年のつるやオープンでは終盤の連続ダブルボギーでタイトルならず、同年のフジサンケイクラシックではこれを決めれば優勝という1メートルのバーディパットを外しプレーオフの末敗退している。
この日の岩田は前半3バーディを奪って単独トップに浮上。10番ではボギーを叩いたが、11番、14番とスコアを伸ばしてツアー初Vに大きく迫る。14番から3連続バーディを奪ったブレンダン・ジョーンズ(豪)、8番、9番の連続ボギーで脱落したかと思われたものの後半4つスコアを伸ばしてきたI・H・ホ(韓)に16番を終えて並ばれたが、最終18番をバーディで締めて自らの手で栄冠を手繰り寄せた。
通算9アンダー単独2位にホ、通算8アンダー単独3位にジョーンズ。一方、今季初優勝に王手をかけていた池田は、前半を終えて2バーディ、2ボギーとエンジンがかからず。すると11番パー4ではまさかのトリプルボギーを叩いて優勝戦線から脱落してしまう。その後1つスコアを伸ばしたが、片岡大育、金亨成(韓)と並ぶ通算5アンダー4位タイにとどまった。それでもこれで2戦連続のトップ10フィニッシュ。得意の北海道が舞台となるANAオープンゴルフトーナメント(18〜21日/札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース)を前に調子を上げてきた。