B.ホースヘルがツアー2勝目、前週のリベンジ果たす
米男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権は現地時間7日、コロラド州のチェリーヒルズCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独トップで出たビリー・ホースヘル(米)が1アンダー69と手堅く回り通算14アンダーでツアー通算2勝目を挙げた。バッバ・ワトソン(米)が通算12アンダーで単独2位。単独3位には通算11アンダーでモーガン・ホフマン(米)が入った。
前週のドイツ銀行選手権で屈辱を味わったホースヘルがリベンジを果たした。この日は7番までに3バーディ、2ボギーを記録するとその後は全てパーの手堅いゴルフを展開。10番では7メートルのパーパットを沈めるなど要所でパットが決まりツアー2勝目を手繰り寄せた。
ドイツ銀行選手権では最終ホールでイーグルを奪えば優勝かプレーオフという状況だったが、6番アイアンで放ったフェアウェイからの第2打をダフってボギー。2打差の2位タイに終わる屈辱を味わった。しかしこの大会では3日目にトップに立つと粘り強いプレーで終盤に崩れることなく逃げ切り勝ち。フェデックスカップ・ポイントランキングも20位から2位にランクアップし、最終戦のツアー選手権(11〜14日/ジョージア州イースト・レイクGC)へ弾みをつけた。
また、ツアー2年目でポイントランキング68位だったホフマンが21位まで大きく順位を上げて最終戦出場を決めた。この日は1イーグル、8バーディ、1ボギー、1ダブルボギーとアップダウンの激しいゴルフながら7アンダー63をマーク。11番からの4連続バーディも圧巻だったが、アイランドグリーンの難しい17番パー5では5メートルのイーグルパットを決めギャラリーを湧かせた。
今季唯一のベスト10はプレーオフ初戦 ザ・バークレイズの9位タイ。この大会では単独3位となり終盤で一気に調子を上げている。最終戦でも注目のプレーヤーと言えそうだ。
その他上位は、ジム・フューリック(米)、リッキー・ファウラー(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ライアン・パーマー(米)の4人が通算9アンダーで4位タイ。ローリー・マキロイ(北アイルランド)は4アンダー66とまくったが、通算8アンダーでアダム・スコット(豪)、ジョーダン・スピース(米)とともに8位タイに終わった。
また、日本の松山英樹は1オーバーで迎えた17番パー5で2オンに成功。このホールをバーディとすると最終18番もバーディで締めて通算4アンダー20位タイで4日間の競技を終えた。この結果、松山はポイントランキングを28位まで伸ばし、日本人としては2008年の今田竜二以来6年ぶりとなる最終戦進出を決めている。