M.J.ハーが5年ぶりツアー2勝目! 上原11位タイ
米女子ツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックは現地時間21日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・キャピトル・ヒル・セネターCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位タイスタートのM.J.ハー(韓)が、6アンダー66をマークして通算21アンダーで5年ぶりのツアー通算2勝目を飾った。
西日が差すグリーン。ハーは最終18番でパーパットを沈めると、その場で涙を流し5年ぶりの勝利にひたった。この日は1番、2番を連続バーディで出ると、7番でボギーを叩いたがここから猛チャージ。9番から16番までの8ホールで5バーディを奪い、勝利を手繰り寄せた。
4年ほどスイング改造を繰り返し、パッティングが上手くいかない時期もあった。今季も8月中旬までトップ10入りがなく、苦しいプレーが続いていた。しかし、8月最終週のポートランド・クラシックで9位タイに入ると、前週のエビアン選手権では3位タイと復調。「ずっとスイングで苦労したけど、いつか必ず勝てると思っていた。とても自信が戻ってきた」と5年分の想いをかみしめていた。
単独2位にはこちらも66で回り、通算17アンダーと追い上げたステイシー・ルイス(米)が入った。この日は6バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフを展開。14番以降の終盤でスコアを伸ばすことが出来なかったが、世界ランキングNo.1の実力を発揮した。
また、トップタイで出たポーラ・レト(南ア)は、1オーバー73と崩れ通算14アンダー単独3位。クリス・タムリス(米)が通算13アンダー単独4位に食い込んだ。日本勢は上原彩子が通算8アンダー11位タイに入ったのが最高位。宮里藍は通算6アンダー27位タイ、宮里美香は通算5アンダー30位タイ、野村敏京は通算3アンダー39位タイで4日間の競技を終えている。