タイトルかかるアン、3位タイ浮上! 北田が単独トップに
国内女子ツアーのフルフィールド最終戦 大王製紙エリエールレディスオープンは21日、香川県のエリエールゴルフクラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。通算11アンダー単独首位に北田瑠衣、1打差単独2位に全美貞(韓)と続く中、現在賞金ランキングNo.1のアン・ソンジュ(韓)がこの日のベストスコアに並ぶ「65」をマークして、上田桃子とともに通算9アンダー3位タイに浮上した。
過去2度頂点を極めたアンが、自らの手で勝負を決めにかかった。現時点で同ランク2位のイ・ボミ(韓)に約3,300万円差。今大会でイ・ボミが2位以上(タイが2人以内)に入らなければアンの3度目の賞金女王が決定するが、前日「明日からはスタートで自信を持ってプレーしたい」と語っていた元女王が先に仕掛けた。18位タイから出ると、7個のバーディを奪取。7アンダー65と大きくスコアを伸ばして優勝を狙える位置に順位を上げた。
また、ツアー最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(27〜30日/宮崎県、宮崎カントリークラブ)出場に向け、賞金ランク25位を狙う戦いも熱を帯びてきた。トップに立った北田は同ランク39位、次点の全はボーダーライン上の同25位と、いずれも今大会の成績次第で切符を手に出来る選手が上位にいるのは偶然ではないだろう。現在同ランク25位前後には僅差の選手が多数おり、最後に逆転劇があるかもしれない。
以下上位陣は、通算8アンダー5位タイに鈴木愛、大山志保、イ・ナリ(韓)、通算7アンダー8位タイに横峯さくら、原江里菜、吉田弓美子、酒井美紀らが続く展開。ディフェンディング・チャンピオンの森田理香子は、通算5アンダー18位タイから3日目のチャージを誓う。逆転賞金女王へ2位以上が絶対条件のイ・ボミは、前半に3つスコアを伸ばしたものの、後半はイーブンパーに終わりチャージならず。それでも通算3アンダーで前日の45位タイから27位タイに順位を上げている。