タイガーが再び熱狂の舞台へ! 97年大会は名物ホールでエース
米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンは現地時間29日、アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に開幕。現在では世界で最もギャラリーを集める大会として知られている同トーナメントで、元世界ランキングNo.1のタイガー・ウッズ(米)が、約5か月ぶりにツアーに復帰する。
昨季はわずか7試合の出場で予選通過は3試合のみ、8月の全米プロゴルフ選手権を最後に腰の怪我でツアーを離脱したタイガー。12月に行われた自らが主催するチャリティイベントのヒーロー・ワールド・チャレンジでトーナメント復帰を果たしたが、同大会では出場18選手中17位タイと精彩を欠いていた。
タイガーにとってフェニックスOP出場は、2001年以来14年ぶり4度目。1997年には、ザ・スタジアムの異名をとる名物16番パー3でホールインワンを達成した。来月5日には、過去8度の優勝を誇るトリーパインズGC開催のファーマーズ・インシュランス・オープンも控える中、復帰戦で大観衆を味方につけることは出来るか?
日本勢は松山英樹、石川遼の2選手が出場。特に松山は、昨年大会で最終日終盤まで優勝争いに絡んで4位タイ。「勝てなければ意味がない」と本人は不満げだったが、全米のマスコミから「将来性がある。彼はひょっとしてとんでもない大器かもしれない」と大絶賛を受けた。(その4か月後のザ・メモリアル・トーナメントでツアー初V)
今年もヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズで3位タイと好調の松山は、公式サイト発表のパワーランキング(優勝予想)で5番手にランクイン。前述のタイガーやフィル・ミケルソン(米)、ジョーダン・スピース(米)、リッキー・ファウラー(米)ら、トップ選手が集結するフィールドで優勝候補に数えられている。