松山、暫定17位タイの好発進　石川は「77」と大崩れ

　米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープンは現地時間19日、カリフォルニア州のリビエラCCで開幕し、第1ラウンドの競技を行ったものの、日没サスペンデッドとなり順延が決定。松山英樹が1アンダー70で回り、暫定17位タイと好スタートを切った。

　2週前のファーマーズ・インシュランス・オープンで今季初の予選落ちを喫してからオープンウィークを経て参戦となった松山は、インスタートの10番をバーディとする幸先の良いスタートを切ったものの、11番、14番でボギーを叩き、前半を1オーバーで折り返す。それでも、1番パー5で2オンに成功すると約7.3メートルのパットを沈めてイーグル。その後は、3番と8番でバーディをマークしたが、ボギーも2つ喫し、1イーグル、3バーディ、4ボギーでホールアウト。トップとは4打差とまずまずの位置で初日を終えた。

　一方、同コースでは出場6回中3回予選落ちと苦手にしている石川遼は、前半で3つのボギーを喫し、2オーバーでハーフターンすると、バックナインの6番から連続バーディをマーク。しかし、直後の8番パー4のティーショットを大きく左に曲げてOBとすると、グリーン上でも苦戦し3パットでダブルパー。終盤に大きく崩れ、6オーバー77と出場143選手中暫定120位タイに沈んでいる。

　5アンダー66の暫定トップタイには6選手が並ぶ混戦。その中には、元世界ランクNo.1のビジェイ・シン（フィジー）、全米オープンを2度制した経験を持つレティーフ・グーセン（南ア）など、かつての“ビッグ5”に加え、ニック・ワトニー（米）などが名を連ねている。2アンダー69の暫定12位タイには、ジョーダン・スピース（米）らがつけた。

　連覇を狙うバッバ・ワトソン（米）は1アンダー70で、優勝候補の一人ダスティン・ジョンソン（米）、メジャーチャンピオンのアンヘル・カブレラ（アルゼンチン）、パドレイ・ハリントン（アイルランド）らと並び暫定17位タイ。

　2016年に行われるライダーカップ（ミネソタ州ヘーゼルタイン・ナショナルGC）米国チーム主将に就任することが濃厚となっているデービス・ラブIIIと、有力候補の一人だったフレッド・カプルスが今大会に揃って出場。カプルスは、イーブンパー71で今季米ツアー初参戦となった世界ランク7位のセルヒオ・ガルシアらと並び暫定33位タイ。ラブIIIは、1オーバー72で暫定54位タイとなっている。