“裏トーナメント”で石川が優勝候補に!
現地時間5日にビッグトーナメントのWGC-キャデラック選手権の“裏”で開幕する米男子ツアー、プエルトリコ・オープンのパワーランキング(優勝予想)が発表され、石川遼が9位にランクインした。
前週のザ・ホンダ・クラシックで2015年初の予選突破を果たし、25位タイで大会を終えた石川。しかし、月曜日まで順延となった大会終了後には「良かったのはアイアンだけで、狙ったことができていない」と、まだまだ満足いく状態でないことを明かした。その大きな原因はティーショット。同大会でもフェアウェイキープ率41%と低調な数字に終わったドライバーは、今季を通じても48.86%で全体の204位に沈んでいる。
それでも、今大会の会場となるトランプ・インターナショナルGC-プエルトリコは過去出場3戦中全てで予選通過。さらに2012年には単独2位となり優勝まであと一歩に迫った相性の良いコースだ。前週のPGAナショナルとは「似ているけど、難しさは下がる」と分析しており「(PGAナショナルで)多くバーディを取れたので、ボギーを減らしたい。ガンガンいかないといけないコース」と攻める姿勢は崩さない。わずかにつかんだ復調の兆しを、確かなものとすることはできるだろうか。
一方、パワーランキング1位には現在5戦連続でトップ25入りと好調なボーン・テイラー(米)。2位には2012年大会で3位タイ、2013年大会で8位タイに入っているブー・ウィークリー(米)、3位には今季3度のトップ25入りを果たしているデビッド・トムズ(米)が名を連ねている。
また日本勢では石川の他に、今季3戦目のレギュラーツアーとなる今田竜二も参戦。裏開催といえども、チャンスをものにしたい気持ちは全員同じ。熱い戦いになること必至の戦いから目が離せない。