野村、4打差14位タイと好スタート 首位タイにI.パークとY.ツェン
米女子ツアーのHSBC女子チャンピオンズは現地時間5日、シンガポールのセントーサGC、ザ・セラポンCを舞台に開幕。日本勢で唯一の参戦となった野村敏京が2アンダー70でラウンドし、14位タイとまずまずのスタートを切った。
前週のホンダLPGAタイランドでは、最終日に8アンダー64と猛チャージをかけ13位タイで大会を終えた野村。この日も「パットの調子がとても良かった」と、インスタートの12番、15番でバーディを奪うと、18番では10メートルを超えるバーディパットを沈め、前半を2アンダーで折り返す。
バックナインでは、4番をバーディとした直後の5番でボギーを叩き、スコアを伸ばすことは出来なかったが、4バーディ、2ボギーでトップとは4打差。「良い流れでシンガポールに入れた。グリーンが大きいのでセカンドは狙いやすい。その分、ティーショットとパットが重要になってくる」と初日を終えてコースの印象をコメント。ツアー初戦の予選落ちから、徐々にエンジンのかかって来た22歳は「明日もパー5ではバーディを狙いたい。守るところは守ってスコアを伸ばせれば」と意気込みを口にした。
一方、6アンダー66をマークし、リーダーボードのトップに並んだのはロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のインビー・パーク(韓)とヤニ・ツェン(台)。王座奪還を狙うパークは、6バーディ、ノーボギーと完璧なプレーを披露。ツェンも7バーディ、1ボギーと前週2位タイに入った勢いをしっかりとキープしている。
その他上位は、5アンダー67の単独3位に2012年大会の覇者アンジェラ・スタンフォード(米)。4アンダー68の4位タイには、同ランクNo.1のリディア・コ(ニュージーランド)やカリー・ウェブ(豪)など4選手が並んだ。3アンダー69の9位タイには、昨季賞金女王のステイシー・ルイス(米)、14番でホールインワンを達成したレクシー・トンプソン(米)ら5選手がつけている。