まさかの6連続ボギーで59位タイ… 松山“ブルーモンスター”に大苦戦
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、WGC-キャデラック選手権は現地時間5日、フロリダ州のトランプ・ナショナル・ドラルを舞台に第1ラウンドの競技を終了。大会前のパワーランキング(優勝予想)では前年覇者を抑え4位に入るなど、WGC日本勢初制覇の期待がかかった松山英樹は、途中6連続ボギーを叩くなど4オーバー76と崩れ、59位タイと出遅れる結果となってしまった。
インから出たこの日は、12番で約5メートルのパットを沈めてバーディを先行させた松山。しかし、14番で3パットのボギーを叩くと、18番の通称“ブルーモンスター”ではティーショットを左の池にいれるなど、折り返した1番までに6連続ボギーを喫してしまう。3番でもスコアを落とした後、7番から連続バーディをマークし、スコアを取り戻したものの、3バーディ、7ボギーでホールアウト。大会前に「オーバーを打たなければ100点」と語るほどの難コースでの初日は、苦しい出だしとなった。
一方、マスターズ出場を目指す小田孔明は、出だしの1番から連続ボギーを叩くなど、前半を2オーバーで終えると、後半はスコアを伸ばすことが出来ず。2バーディ、4ボギーの2オーバー74で、フィル・ミケルソン(米)らと並び39位タイにつけた。また、藤田寛之は10番のティーショットが池に捕まり、まさかのダブルボギースタート。17番では約7.3メートルのバーディパットを沈めるも、バックナインで1つスコアを落としてしまい、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーで3オーバー75。ジョーダン・スピース(米)、ハンター・メイハン(米)らと同じ51位タイとなっている。
最初の18ホールを終えて単独首位に立ったのはJ.B.ホームズ(米)。前半だけで1イーグル、4バーディと6つスコアを伸ばすと、後半も4バーディ。ノーボギーの10アンダー62をマークし、後続に4打差をつける会心のラウンドとなった。6アンダー66の単独2位にはライアン・ムーア(米)。
4アンダー68の単独3位には、ダスティン・ジョンソン(米)、リッキー・ファウラー(米)、レクサンダー・レヴィ(仏)の3選手が並び、3アンダー69の6位タイにはヘンリック・ステンソン(スウェーデン)とブルックス・ケプカ(米)がつけている。世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)は1オーバー73で、セルヒオ・ガルシア(スペイン)らと並び27位タイで初日を終えている。