梁津萬が公式戦でツアー初優勝! 完全Vで全英への切符を獲得
国内男子ツアーの公式戦第2戦、日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsは7日、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日から単独首位を守ってきた梁津萬(中)が通算14アンダーまでスコアを伸ばし、後続に5打差をつける圧勝でツアー初勝利を挙げた。
2位と5打差で最終日を迎えた梁は、出だし1番で幸先良くバーディを奪うと、その後も5番から連続バーディを奪取し、ノーボギーの3アンダーでハーフターン。前半のうちに後続を引き離すと、後半で2つスコアを落としながらも3バーディ、2ボギーの1アンダー70で逃げ切りに成功。賞金ランキングトップに浮上し、同2位のアダム・ブランド(豪)とともに全英オープン(現地時間7月16〜19日/スコットランド、セントアンドリュース)への切符を手にしている。
トップと5打差の2位タイは永野竜太郎、ブラッド・ケネディ(豪)、宋永漢(韓)の3人。昨季賞金王の小田孔明は、小平智とともに通算5アンダー5位タイとなった。1番でいきなりボギーを叩いた小田だが、2番のバーディですぐさまイーブンパーに戻すと、その後の6番でもバーディを上積み。しかし、後半はスコアカード通りのプレーに終わり、2バーディ、1ボギーの1アンダー70でホールアウトしている。
18位タイから出た宮里優作は、3アンダーで迎えた9番でのダブルボギーが響き、2アンダー69のラウンドで通算1アンダー11位タイとなった。今季初勝利を狙った片山晋呉は、通算1オーバーで横田真一らと並ぶ16位タイ。宮里聖志、川村昌弘は通算3オーバーで27位タイに終わっている。昨季王者の竹谷佳孝は通算5オーバーに後退し、選手会長の池田勇太、逆転での全英オープン出場を目指した山下和宏らと並ぶ39位タイとなった。