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“不屈の男”P.ミケルソン、悲願の生涯グランドスラム達成なるか?

更新日:2015/06/18 12:47
“不屈の男”P.ミケルソン、悲願の生涯グランドスラム達成なるか?
悲願のグランドスラム達成を狙うP.ミケルソン。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープンが現地時間18日、ワシントン州のチャンバーズ・ベイを舞台に開幕。メジャー5勝を誇るフィル・ミケルソン(米)が、悲願のキャリアグランドスラムに挑む。

 全米オープンでの2位(タイ含む)フィニッシュが通算6回を数えるなど、あと少しのところで今大会のトロフィを逃し続けてきたミケルソン。ジャスティン・ローズ(英)が優勝した2013年大会も2位タイに終わったが、その翌月に全英オープンでの初戴冠を果たし、ついにメジャー全大会制覇に王手をかけた。

 しかしそれ以降は無冠が続き、2014年はトップ10入りがわずかに1回という結果。昨季の全米オープンでは28位タイに沈んだが、「子供の頃から失敗をモチベーションにつなげてきたし、その度に練習量を増やした。失敗することでやる気を失う人間もいるが、私はそれを糧にトレーニングを続けて困難を乗り越えてきた」と、高いモチベーションを維持していると話す。

 事実、ミケルソンは先ごろに一日のスイング練習を150球から500球に増やし、「かなり落ちていた」スイングスピードの底上げに成功。「ショットが正確でなくても、ショートゲームで持ち直せる。完璧なゴルフはしなくていい」というチャンバーズ・ベイではトレーニングの成果が発揮されるはずだ。

「いつもより(ティーショットの)ミスが許容される」コースでの快挙達成に、リッキー・ファウラー(米)も「(今大会が)大きなチャンス」だろうとコメント。昨季王者のマーティン・カイマー(独)もミケルソンの優勝争いを予想している。

 16日に45歳の誕生日を迎えたミケルソン。ヘイル・アーウィン(米)の45歳15日に次ぐ大会史上2番目の年長優勝者として、悲願のグランドスラムを達成できるだろうか。

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