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全米OPでのスランプ脱出目指すタイガー「準備するのが大変」

更新日:2015/06/18 13:51
全米OPでのスランプ脱出目指すタイガー「準備するのが大変」
自身の描くコース戦略術についてコメントしたタイガー。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープンが現地時間18日、ワシントン州のチャンバーズ・ベイを舞台に開幕。試合前の記者会見に臨んだタイガー・ウッズ(米)が、自身の描く難コース戦略術についてコメントした。

 前々週のザ・メモリアル・トーナメント3日目に自己ワーストの「85」を叩き、4日間通じてダブルボギー以上の大叩きを6回記録するなど、自己ワースト更新が続いたタイガー。スランプからの脱出に加え、2008年以来のメジャー制覇を目指す今大会に向け、ロバート・トレント・ジョーンズJr.設計の難コース攻略へ着々と準備を進めている様子だ。

「今日は良い球が打てた。日ごとに良くなっている」と自身のコンディションに触れたタイガーは「ティーショットの打ち方やグリーンでどこに外すかなど、このコースに必要なプレーが分かってきた。ピンの位置によって違ってくる。グリーン奥の傾斜の使い方も見えてきた。だがバンカーまで転がる恐れもあるので、すべてのホールでは使えない。なのでどこまでグリーン奥の傾斜を利用できるかはまだ把握しきれていない」と練習での感触についてコメント。

「5メートルや10メートルのパットを確実に決められるなら話は別だが、常に25ヤードくらいのところからピンに転がるように狙う。例えば縦の距離を正確に打って、25ヤード横に外れても気付いたらピンそばという結果も考えられる。ここではそういうプレーが求められる」と難コースでのプレーを分析した。

 また、コース設計者であるジョーンズJr.から、コースについての感想や「頭脳プレーが求められるか」という質問を受けると「このコースでは色々な選択肢が用意されている。同じホールで何通りものショットを想定しないといけないのは今までのメジャーではなかったこと。ほぼ毎ホール3、4通りのティショットが考えられる。つまり(USGAの)マイク・デービスは、36ホール分の選択肢を考えているということ。なので今週は今までのメジャーのなかでも準備するのが大変だ」と今大会の難易度の高さを強調している。

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