大山、単独4位で最終日へ さくらは「67」で18位タイ浮上
米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンが現地時間11日、ペンシルベニア州のランカスターCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。大山志保は1オーバー71とスコアを落としながらも通算3アンダー単独4位に踏み止まり、最終日を迎えることとなった。
トップと3打差の2位タイでムービングサタデーを迎えた大山。立ち上がりの4ホールはパーとしたものの、5番パー4でダブルボギーを喫してしまう。前半は2オーバーで折り返すと、11番でこの日唯一のバーディ。その後も我慢強くパーを拾い続け、1バーディ、1ダブルボギーという内容でホールアウト。首位を走るエイミー・ヤン(韓)との差は5ストロークに広がったものの、最終日に何が起こるかわからないのがメジャー大会。1つでもスコアを伸ばして優勝争いに加わることができるだろうか。
また、5位タイから出た22歳の葭葉ルミも2オーバー72と苦戦。2番をボギーとすると、6番パー3ではダブルボギー。直後の7番でバーディを取り返したものの、バックナインはスコアカード通りのプレーに。通算イーブンパーで、この日1アンダー69とスコアを伸ばした鈴木愛らと並び12位タイに後退している。
一方、前日に辛くも予選通過を果たした横峯さくらは、3番から連続バーディを奪取すると、1アンダーで迎えた後半14番からも再び連続バーディをマーク。4バーディ、1ボギーの3アンダー67とスコアを伸ばし、通算1オーバーで54位タイから18位タイにジャンプアップした。
その他の日本勢は、菊地絵理香が2オーバー72、上原彩子が3オーバー73で通算4オーバー37位タイ。20位タイからスタートした穴井詩は5オーバー75とスコアを落とし、通算6オーバー53位タイに順位を落としている。そして、今季米下部ツアーで1勝を挙げている森田遥も5オーバー75と苦戦し、通算9オーバーで予選通過63選手中61位タイに沈んでいる。