石川、「77」で69位タイ後退 J.スピースは自己ベスト「61」で奪首!
米男子ツアーのジョン・ディア・クラシックは現地時間11日、イリノイ州のTPCディアランを舞台に第3ラウンドの競技を終了。優勝候補筆頭のジョーダン・スピース(米)が10アンダー「61」の猛チャージで単独トップに急浮上した一方、日本勢唯一の出場者である石川遼は6オーバー77と大きく崩れ、通算1オーバー69位タイに後退した。
初日からアンダーパーでのラウンドを続けていた石川だが、上位進出を目指したこの日は立ち上がりの2番パー5で3パットボギーを叩くと、4番パー4ではティーショットをラフに、3打目をバンカーに入れてしまいダブルボギー。その後もノーバーディのまま6番、9番とスコアを落とし、前半を5オーバーで折り返す。
悪い流れを断ち切るべく臨んだ後半は、出だしから幸先良くバーディ発進を切るも、直後の11番パー4ではティーショットを左に外してペナルティとなるなど6オン、1パットのトリプルボギー。以降は17番のチップインバーディなどでスコアを1つ伸ばすにとどまり、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと苦しいラウンドでこの日を終えている。
一方、前日の「64」で101位タイから16位タイまでジャンプアップしていたスピースは、この日も圧巻の猛チャージを披露。2番パー5で2打目をベタピンに寄せてイーグルを奪うと、前半のうちにさらに3バーディを重ねてノーボギーの5アンダーで折り返す。バックナインでもその勢いは止まらず、17番パー5で残り106ヤードの3打目を直接カップに沈めるなど、前半同様5つスコアを伸ばし、最終的に2イーグル、6バーディ、ノーボギーでホールアウト。「61」のラウンドは自己ベストとなり、2日間で100人抜きという離れ業を演じている。
トップと2打差の単独2位は、前週にツアー初勝利を挙げたダニー・リー(ニュージーランド)。通算14アンダーの3位タイには首位タイから出たジャスティン・トーマス(米)ら3人が並んだ。ツアー11勝のザック・ジョンソン(米)は通算13アンダー6位タイとなっている。