41年のスターター人生に幕を下ろす名物アナウンサー
更新日:2015/07/16 16:10
掲載日:2015/07/16 13:31
現地時間16日にスコットランドのセントアンドリュース オールドCで開幕する第144回 全英オープン。1975年の初出場初優勝以来、5度に渡って大会を制したトム・ワトソン(米)にとって最後の全英オープンとなるが、時を同じくして同大会を後にする人物がいる。
ワトソンと同じ1975年から1番ティーでスターターを務める、ベテランアナウンサーのアイバー・ロブソン氏だ。今年で41回目の全英オープンを迎えるロブソン氏は、欧州ツアーでも同じくスターターを務めているが「永遠に続けることはできない。その時が来たということだ」と今季限りでの引退を決意。独特な高い声で選手名を読み上げるアナウンスは、同大会での名物の一つとなっていた。
木曜日の1組目から日曜日の最終組まで、間もなく75歳を迎える名物アナンサーに向けて惜しみない称賛の声が寄せられることになるだろうが「感動的なシチュエーションになるかもしれないが、最後まで気を取られないようにしたい。他のことを気にする余裕はないだろうしね」と最後まで仕事を全うすることを誓った。
最後の舞台が聖地セントアンドリュースになることについては「(全英オープンが開催されてきたコースは)それぞれに良さがある。しかし、ここは特別だ。ただただ素晴らしいとしか言えないよ」と語った。