R.ファウラーが逆転で今季2勝目! H.ステンソンは2週連続の2位
米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権が現地時間7日、マサチューセッツ州のTPCボストンを舞台に最終ラウンドの競技を終了。リッキー・ファウラー(米)が通算15アンダーにスコアを伸ばし、逆転での今季2勝目を挙げた。
単独首位のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)を1打差で追うファウラーは、2番パー5で10メートル強のイーグルパットを沈める最高の立ち上がり。直後の3番から連続ボギーで貯金を吐き出したものの、7番パー5でバーディを奪って1アンダーで前半を折り返す。
迎えた後半は11番パー3でバーディを先行。トップを行くステンソンには13番終了時点で2打差とされたものの、14番で12メートル弱のバーディパットを沈めて1打差に迫る。すると、16番パー3でステンソンがティーショットを池に入れてダブルボギーを叩き順位逆転。以降はファウラーがパープレーで逃げ切りツアー通算3勝目を手にした。この勝利によりフェデックスカップ・ポイントランキングでの順位は3位に急浮上している。一方、1打差で敗れ去ったステンソンはシリーズ初戦から2週連続の2位終戦と悔しい結果となった。
以下、通算11アンダーの単独3位はチャーリー・ホフマン(米)。通算8アンダーの4位タイにはジム・フューリック(米)ら5人が続いた。2007年のスタートからシリーズ全試合出場を続けるハンター・メイハン(米)も4位タイに食い込み、ポイントランク52位浮上で次戦への出場を決めている。
そのほか、世界No.3のジェイソン・デイ(豪)はこの日2アンダー69のラウンドで通算6アンダー12位タイ。ポイントランクでは依然として首位をキープしている。この日「75」と崩れた松山英樹は通算4アンダー25位タイ。上位進出は叶わなかったがシリーズ最終戦への進出はこれで確定となった。また、世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)は5アンダー66の好スコアで前日の64位から大きく順位を上げ、バッバ・ワトソン(米)らと並ぶ通算3アンダー29位タイで4日間を終えている。