S.ケルドセンが奪首! M.フィッツパトリックは「60」で急浮上
欧州ツアーのKLMオープンが現地時間11日、オランダのケネマーGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。9位タイから出たソレン・ケルドセン(デンマーク)が通算12アンダーで単独首位に立った。
競技開始前の豪雨の影響により、初日と同様にプリファードライ(拾い上げてプレースしても良いライ)採用のもとで行われることとなった2日目。トップに浮上したケルドセンは前半をノーボギーの2アンダーで折り返すと、後半もスコアを落とさずに4バーディを上積みし、6バーディ、ノーボギーの6アンダー64で今季2勝目に向けて大きく前進している。
ポール・ローリー(スコットランド)らが「61」をマークした初日に続いて、この日もマシュー・フィッツパトリック(英)の「60」というビッグスコアが飛び出した。元全米アマ王者の21歳は前半立ち上がりの12番から怒涛の5連続バーディを披露すると、16ホール目となる後半7番時点でスコアは10アンダー。結局上り2ホールで伸ばせず「60」切りは叶わなかったが、10バーディ、ノーボギーの10アンダー60で102位タイから通算9アンダー5位タイにジャンプアップした。
プリファードライ採用により、もしツアー新の「59」を達成しても公式記録としては認められなかったが、フィッツパトリックは「(最終9番のバーディパットが)ショートしたのには少しがっかりした」と悔しさをにじませている。
ローリーと並ぶ「61」で首位発進を切っていたウェイド・オームズビー(豪)は、デビッド・ホージー(英)とともにトップと1打差の2位タイ。この日1つスコアを落としたローリーは通算8アンダー12位タイに後退となった。そのほか、今季初勝利を目指すマーティン・カイマー(独)は連日の「67」で通算6アンダー19位タイに浮上。今大会初出場のトム・ワトソン(米)は3アンダー53位タイとなっている。