L.コ、圧巻の「63」でメジャー初優勝! 史上最年少記録を更新
米女子ツアーは現地時間13日、フランスのエビアン・リゾートGCを舞台に今季メジャー最終戦、エビアン選手権の最終ラウンドの競技を終了。2打差3位タイから出たリディア・コ(ニュージーランド)が通算16アンダーにスコアを伸ばし、メジャー最年少優勝を達成した。
3番でバーディを先行させたコは、その後も7番、9番とバーディを重ね、トップのレクシー・トンプソン(米)に1打差まで迫って前半を折り返す。すると後半、11番で傾斜をうまく利用したアプローチからスコアを伸ばすと、直後の12番は2打目で直接カップインかと思わせるスーパーショットを放って連続バーディ。足踏みを続けるトンプソンを逆転してリーダーボードのトップに躍り出る。
さらに14番パー3ではトンプソンが痛恨のダブルボギーを叩く一方で、コがきっちりパーをセーブして3打差に。直後の15番バーディで4打の大差をつけたコは、さらに17番のロングパットでダメ押しバーディを奪うと、18番のウィニングパットでもスコアを1つ伸ばし、8バーディ、ノーボギーの8アンダー「63」でホールアウト。後続と6打差の圧勝で悲願のメジャー初優勝(今季4勝目)を飾り、モーガン・プレッセル(米)のメジャー最年少優勝記録(18歳10か月9日)を約6か月更新している。
トンプソンは前半に3つ伸ばしながらも、後半は14番のダブルボギーで2つスコアを落とし、4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1アンダー70で通算10アンダー単独2位。「バックナインで苦戦した。『63』を出されたら勝つのは難しい」と悔しさをにじませている。以下、通算8アンダー単独3位にフォン・シャンシャン(中)が入り、通算7アンダーの4位タイにイ・ミヒャン、イルヒー・リー(ともに韓)の2人が続いた。
そのほか、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)は通算5アンダー8位タイ。同No.3のステイシー・ルイス(米)は通算3アンダー16位タイに終わった。ディフェンディング・チャンピオンのキム・ヒョージュ(韓)は通算2アンダー20位タイとなっている。