宮里藍が日本勢トップの20位タイ発進! 首位はB.ヘンダーソン
米女子ツアー今季メジャー第2戦、KPMG女子PGA選手権が現地時間9日、ワシントン州のサハリーCCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ブルック・ヘンダーソン(カナダ)が後続と2打差の4アンダー67で好発進を切り、日本勢トップの宮里藍は1オーバー72で20位タイにつけた。
日本勢トップに立ったのは、今季からパッティングの調子を取り戻し、成績が安定している宮里藍。前半、11番でバーディを奪い、残りを全てパーセーブとして1アンダーで折り返す。迎えた後半、3番でスコアを伸ばしたものの、4番、5番でスコアを落とすと、7番では痛恨のダブルボギーを喫した。しかし、次の8番ではしっかりバーディパットを沈め、トータル3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーで初日を終えた。
前週大会2位の野村敏京は2バーディ、3ボギー、2ダブルボギーの内容で3オーバー74の49位タイ。「メジャーでプレッシャーがかかった」と出遅れたが、明日から巻き返しを図る。宮里美香も野村と並んで49位タイ。横峯さくらは5オーバー76で83位タイ、上原彩子は7オーバー78の114位タイと出遅れている。
この日単独トップに立ったヘンダーソンは、前半の13番パー3でホールインワンを達成するなど幸運にも恵まれ、1エース、5バーディ、2オーバーの内容でホールアウトした。また、メジャー4連覇の大記録に挑むインビー・パーク(韓)は1オーバー72で23位タイ。トップとは5打差あるものの、まだ追い越す可能性は十分に残されている。なお、パークは初日を終えた時点でLPGAツアーの殿堂入りを果たすこととなった。
その他、ヘンダーソンに1打差の単独2位タイにはクリスティーナ・キム(米)、キム・インキョン(韓)。4戦連続優勝を目指すアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)は1アンダー70の4位タイで好位置につけている。世界ランクNo.1のリディア・コ(ニュージーランド)はイーブンパー71の10位タイ、同ランク3位のレクシー・トンプソン(米)は4オーバー75の63位タイと大きく出遅れた。