岩田は終盤崩れて予選落ち 首位D.バーガーと4打差にP.ミケルソンら
米男子ツアーのフェデックス セントジュードクラシックが現地時間10日、テネシー州のTPCサウスウインドで第2ラウンドの競技を終え、「64」をマークしたダニエル・バーガー(米)が後続と3打差の単独首位に浮上。優勝候補のフィル・ミケルソン(米)が通算5アンダー3位タイに順位を上げた一方、4オーバー74と崩れた岩田寛は通算3オーバーで4戦ぶりの予選落ちを喫した。
初日の1アンダー69で26位タイ発進を切った岩田。上位進出へスコアを伸ばしたかったこの日は、前半にバーディを奪えないまま1オーバーの折り返し。後半は3番パー5でセミラフからの3打目を約1メートルに寄せてイーブンパーに戻したが、迎えた7番パー4で4オン2パットのダブルボギー、さらに8番からも立て続けにボギーを叩き、上り3ホールで一気に4つ落とす、1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの内容でカットラインには2打届かなかった。
全米オープンでのキャリアグランドスラムを見据えるミケルソンは前日40位タイからの急浮上。6バーディ、1ボギーの5アンダー65で、ダスティン・ジョンソン(米)、ブルックス・ケプカ(米)と並ぶ好位置につけている。一方、2012年王者のジョンソンは4アンダーで迎えた上り2ホールでボギー、ダブルボギーと急失速。1イーグル、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1アンダー69で終盤に悔いの残るラウンドとなった。
通算9アンダーで単独首位に立ったバーガーは、6バーディ、ノーボギーと安定感抜群のゴルフで前日10位タイからジャンプアップ。ツアー初勝利へ大きく前進した同選手の3打後方、単独2位には前日首位タイのトム・ホージ(米)が続いている。
そのほか、昨季覇者のファビアン・ゴメス(アルゼンチン)は通算2オーバー74位タイで決勝ラウンド進出ならず。元世界王者アーニー・エルス(南ア)も同じく通算2オーバーで予選落ちに終わっている。