A.スコット、2度目のグリーンジャケットを狙う
今季男子メジャー初戦、マスターズは現地時間8日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。通算3アンダー単独7位のアダム・スコット(豪)が、米ゴルフチャンネルの取材に応じている。
オーストラリア人はマスターズに勝てないと長年言われてきた。オーストラリア勢でマスターズ初優勝目前だったのがグレッグ・ノーマン。1996年、後続に6打差をつけ単独首位で最終日を迎えたが、大きく崩れ、ニック・ファルド(英)が逆転優勝を飾った。しかし、2013年にそのジンクスを破ったのがスコットだった。プレーオフの末、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)を破り、オーストラリア勢として初のマスターズチャンピオンに輝いた。
2度目のマスターズ優勝を狙うスコットは、初日こそ「75」と出遅れたが、2日目、3日目はともに「69」で、首位と3打差の単独7位に浮上。2度目のマスターズ制覇を狙える位置に「マスターズは後半が勝負だ。今の順位だと前半で良いプレーをして、後半につなぐしかない。だけど、ショットもパットの調子も良いから、特にプレッシャーは感じていない」と話した。
上位陣のセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ジャスティン・ローズ(英)、ジョーダン・スピース(米)、リッキー・ファウラー(米)らに対して「みんな経験豊富で、良いスコアで上がってくるとは思うけれど、6アンダーぐらいでプレーするのは難しいと思う。もしそのくらいのスコアで回ることができたら、その選手が優勝する」とコメントした。
続けて「(上位陣が)リードを守るのは簡単じゃない。その点、僕は追う側だから有利かもしれない。前半でなんとかスコアを伸ばして、後半のプレッシャーに耐えながらプレーしたい」と意気込みを語っている。
2度目のグリーンジャケットに袖を通すことはできるのか。最終日のプレーに期待がかかる。