ルーキー W.ブライアンが初優勝 連日「72」の谷原は39位タイ
米男子ツアーのRBCヘリテイジが現地時間16日、サウスカロライナ州のハーバータウンGLを舞台に最終ラウンドの競技を終了。決勝ラウンドに進出した谷原秀人と池田勇太の日本勢は下位に沈む中、ツアールーキーのウェズレイ・ブライアン(米)が初優勝を飾っている。
上位進出に向け31位タイから巻き返しを狙った谷原は、4番までパーを拾う我慢のゴルフが続く。すると初日から3連続バーディとしている5番パー5で、3打目をピン横2メートルにつけ、この日最初のバーディを奪う。しかし後半はスコアメイクに苦しみ、12番、17番は痛恨のボギー。トータル1バーディ、2ボギーで連日の「72」をマークし、通算3アンダー39位タイとなった。
一方の69位タイに沈む池田は、2番からバーディを奪う上々の滑り出しを見せる。4番でボギーを叩くも7番ですぐさまバーディを取り返すことに成功。しかし迎えた後半は、14番でティーショットを池に入れ、ダブルボギーを叩くなど、スコアを伸ばせず。トータル3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの2オーバー73でホールアウトし、通算2オーバー69位で4日間の競技を終えた。
優勝は、今シーズンからツアーに本格参戦しているブライアン。首位と4打差の6位タイからスタートし、4番から4連続バーディを奪うなど、6バーディ、2ボギーの「67」と通算13アンダーまでスコアを伸ばし、18試合目にして初の栄冠を手に入れた。ルーク・ドナルド(英)が首位と1打差の通算12アンダー単独2位で続く。
その他上位陣は、通算11アンダー3位タイにパトリック・キャントレー(米)、ウィリアム・マクガート(米)、オリー・シュナイダーヤンズ(米)が並ぶ。前日単独2位のグラハム・デラート(カナダ)は首位と3打差の6位タイ、リーダーボード最上段からスタートしたジェイソン・ダフナー(米)は5オーバー76と崩れ、通算8アンダー11位タイで大会を後にした。