ゴルフ界の救世主? フットゴルフメジャー大会を軽井沢72で開催
一般社団法人 日本フットゴルフ協会(JFGA)は29日に都内で会見を行い、日本国内におけるフットゴルフの普及発展と競技力向上を目的とし、FIFG(世界フットゴルフ連盟)公認のもと、FIFG WORLD TOUR 2017(以下ワールドツアー)のメジャー大会最終戦「FIFG WORLD TOUR JAPAN FOOTGOLF INTERNATIONAL OPEN 2017」(賞金総額350万円)を2017年10月27〜29日までの3日間、長野県・軽井沢72ゴルフ南Cで開催すると発表した。
この日の会見には、元サッカー日本代表の岩本輝雄氏や元U-17日本代表の財前宣之氏、フットゴルフ日本代表でアルゼンチンワールドカップにも出場した元浦和レッドダイヤモンズの堀之内聖氏、そして「キャプテン翼」原作者で同協会公式アンバサダーの高橋陽一氏が登壇。岩本氏、財前氏、そして堀之内氏は同大会への出場を決めており、元プロサッカー選手が今度はフットゴルフで世界と戦うこととなる。
2009年にオランダで競技化されたフットゴルフは、FIFG加盟国が40か国に迫るなど、世界中で急速に広まっているスポーツ。日本では2014年2月に協会が設立された。競技ルールの基本はゴルフと同様。サッカーボールの5号球を使用し、ゴルフコースでボールを蹴って回りその打数を競う。大部分において審判の管理・監督なしに進められ、規律あるマナーと礼儀正しい振る舞い、さらにゴルフウェア着用でのプレーが求められる。
元々は経営難に喘ぐオランダのゴルフ場が新たな収入源として考案したスポーツだが、アメリカでは2015年時点でフットゴルフによる年間売り上げが2,000万円を超えるコースも登場。また日本でも月に200万円弱の収益を“フットゴルフ”で上げるコースも出てきており、ゴルフ場経営の新たな収入源として期待が高まっている。尚、現在、協会認定コースは国内10か所ほどとなっている。
平らなところで蹴ることが主なサッカーに対し、アンジュレーションが多い箇所からのプレーが多いゴルフ。ゴルファーであるとそういった、より優位な点も多いというフットゴルフが、ゴルフ場経営の救世主となり得るか?
(写真:ISM)