ジョーダン・スピースが単独首位 M.クーチャーが追う
現地時間21日に英国のロイヤル・バークデイルGCを舞台に第2ラウンドの競技が終了した今季メジャー第3戦 第146回全英オープン。午後には強い雨がコースを襲う難しいコンディションのなか、ジョーダン・スピース(米)が1アンダー「69」とスコアを伸ばし、通算6アンダーで単独首位に立った。
この日は強い雨と風に影響され、アンダーパーでラウンドしたのはわずか8名となったが、初日に「65」を記録したスピースが好調なプレーを見せた。出だしの1番をバーディとすると、その後2つスコアを落として前半は1オーバーで折り返したが、ショートゲームが冴えわたった後半にチャージ。11番から連続バーディを奪うと、14番ボギーの後の15番パー5では長いイーグルパットを沈めて、1イーグル、3バーディ、4ボギーでホールアウト。単独2位のマット・クーチャー(米)に2打差をつけた。
通算3アンダーの3位タイには全米オープン覇者のブルックス・ケプカ(米)と、ベテランのイアン・ポルター(英)。初日の前半で5ボギーと苦戦したローリー・マキロイ(北アイルランド)は、4バーディ、2ボギーの2アンダー68と調子を取り戻し、通算1アンダー6位タイに浮上している。
松山英樹らと通算イーブンパーで並ぶのは、欧州ツアーでの連勝を狙うラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)、今季不調に苦しむバッバ・ワトソン(米)、世界ランキング9位のアレクサンダー・ノレン(スウェーデン)ら。昨季覇者のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は通算2オーバーで、マスターズ王者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)、リッキー・ファウラー(米)らと並んで24位タイとなっている。
世界ランキングNo.1のダスティン・ジョンソン(米)は2オーバー72とスコアを落としながらも、通算3オーバーでジョン・ラーム(スペイン)らと35位タイ。世界ランキング6位のジェイソン・デイ(豪)もカットライン上となる通算5オーバー61位で決勝ラウンドにコマを進めている。
(写真提供:Getty Images)