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J.スピースが激戦を制して米国人最年少全英優勝! キャリアGSに王手

更新日:2017/12/25 13:12
J.スピースが激戦を制して米国人最年少全英優勝! キャリアGSに王手
M.クーチャーとの激闘を制してJ.スピースが全英王者に。これでキャリアグランドにも王手をかけた。

 

 今季メジャー第3戦 第146回全英オープンが現地時間22日に英国のロイヤル・バークデイルGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ジョーダン・スピース(米)が1アンダー69で回り、通算12アンダーでメジャー3勝目を手にした。

 3打差の単独首位から出たスピースは、出だしの4ホールで3ボギーと苦戦。5番でこの日最初のバーディが来たが、9番をボギーしてしまう。すると、単独2位から出たマット・クーチャー(米)は8番までを1オーバーとしていたものの、9番でバーディを奪取し、ともに通算8アンダーで並んでハーフターンを迎えた。

 後半は両者12番までパープレーが続いたが、13番でスピースがティーショットを右に曲げてトラブルに。アンプレアブルとなり、25分近い協議の末に隣接する練習場から3打目を打つも、このホールはボギーに。それでも、続く14番パー3でベタピンにつけてバーディを奪うと、15番パー5では2オンに成功し、長い距離のイーグルパットを沈めてリードを奪う。

 さらに、16番でもロングパットのバーディチャンスを決めたスピースは、17番でもスコアを伸ばし、トータル1イーグル、4バーディ、5ボギーでホールアウト。14番からの4ホールで5つ伸ばすカムバックで2015年のマスターズ、全米オープンに続く、3つ目のメジャータイトルを獲得。同大会における米国人の史上最年少での優勝者となり、キャリアグランドスラムに王手をかけた。

 一方、7打差5位タイから出た松山英樹は、1番のティーショットを右に曲げてOBとし、このホールをトリプルボギーとすると、2オーバーで迎えた後半は11番から連続ボギーとスコアを落とす苦しい展開となった。その後15番パー5では3打目を1メートルにつけてバーディ。17番でもスコアを伸ばし、3バーディ、2ボギー、1トリプルボギーの2オーバー「72」でホールアウト。通算2アンダー14位タイで4日間の戦いを終えている。

 その他上位は、通算9アンダー単独2位にクーチャー。通算6アンダー単独3位に7アンダー「63」と大きくスコアを伸ばしたリ・ハオトン(中)が入っている。ローリー・マキロイ(北アイルランド)とラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)が通算5アンダー4位タイ、全米オープン覇者のブルックス・ケプカ(米)は通算4アンダーで6位タイに。世界No.1のダスティン・ジョンソン(米)は7オーバー77と崩れ、通算4オーバー54位タイとなっている。

(写真提供:Getty Images)

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