K.キスナーと松山英樹が暫定首位に P.ミケルソンは22年ぶり予選落ち
約1時間45分の中断を挟み、日没サスペンデッドとなった今季メジャー最終戦 全米プロゴルフ選手権の第2ラウンド。メジャー初優勝を狙う松山英樹とケビン・キスナー(米)が暫定トップタイに立ち、週末を迎えることとなった。
松山がノーボギーの7アンダー「64」とビッグスコアを叩き出した一方で、トップタイから出たキスナーは3アンダー「68」でラウンド。インスタートの出だし3ホールで2つのバーディを奪うと、16番から9ホールにわたってパープレーが続いたが、7番パー5ではグリーン手前約14.5メートルからチップインイーグルをマーク。今季はここまでツアー1勝を挙げるなど好調なシーズンを送っているが、ビッグタイトルも手にすることができるだろうか。
トップと2打差の暫定単独3位には、2015年大会覇者のジェイソン・デイ(豪)。7番パー5ではもう少しでアルバトロスかというショットを放って、タップインイーグルを奪うなど5アンダー66でスコアを伸ばした。また、通算5アンダー暫定4位タイには、「64」で回ったフランセスコ・モリナリ(伊)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)らがつけている。
通算3アンダー暫定7位タイには、初のメジャータイトルを狙うリッキー・ファウラー(米)とジャスティン・トーマス(米)。全米王者のブルックス・ケプカ(米)は2オーバー73とスコアを落とし、通算1アンダー暫定11位タイに後退している。世界ランキングNo.1のダスティン・ジョンソン(米)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算2オーバー暫定31位タイとなっている。
また、最年少でのキャリアグランドスラム達成を狙うジョーダン・スピース(米)は、フロントナインを3番のボギーのみで終えると、後半も10番でボギーが先行。12番でバーディを返したが、最終18番で約4メートルのパーパットを決めることができず2オーバー73でホールアウト。通算3オーバー暫定46位タイに後退となった。
マスターズ王者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)は、連日の4オーバー75と苦戦し、通算8オーバー暫定97位タイで予選落ちが濃厚に。また、フィル・ミケルソン(米)は3オーバー74と巻き返すことができず、通算11オーバー暫定120位タイで1995年大会以来22年ぶりの予選落ちが決定的となっている。