J.ローズがタイガーにエール 感覚を取り戻すには時間が必要
更新日:2017/11/03 18:24
掲載日:2017/11/03 13:23
欧州ツアーのターキッシュ・エアラインズ・オープンに出場中のジャスティン・ローズ(英)は、タイガー・ウッズ(米)の苦しみを誰よりもよく知る人物のひとりと言えるだろう。というのも彼自身が、昨年末には背中を傷めるなど、キャリアを通じて何度も怪我に悩まされてきたからだ。
今年4月に4度目の手術を受けて以来、ツアーから遠ざかっていたウッズだが、ヒーロー・ワールドチャンレジ(現地時間11月30日/バハマ、アルバニーGC)で競技復帰することが決定。ローズはこの発表を受けて、「自分の体調に自信がついてきたということだろう。彼のゴルフにも必ず良い影響を与えてくれるに違いない」とコメントし、ウッズの復帰を歓迎した。
「タイガーが健康を取り戻し、痛みから解放されたことは、ゴルフ界全体にとっても非常に嬉しいこと」と語った一方で、ローズは少なくとも数戦の間は、ウッズに対する高まる期待を抑えるべきだとも話している。
「私個人の見解だが、復帰後すぐに優勝や上位争いを期待するのは非現実的。彼を知っているからこそ、彼自身がフィーリングを取り戻して“これならやれそうだ”と思えるようになるまでには1〜2週間、あるいはそれ以上の時間が必要になると考えている。でも今は何よりも、痛みを感じずにゴルフを楽しめることが重要。最初の一歩を踏み出したあと、彼は必ず力強く前進を始めるだろう」
ローズは昨季大会でウッズとペアを組んだが、背中の痛みを訴えて第2ラウンド途中で棄権。今季はWGC-HSBCチャンピオンズを制するなど調子の良いローズ、久々のウッズと、2選手のプレーに注目が集まる。
(写真提供:Getty Images)