R.ファウラー、通算12度目の2位に「キジーアが上回っていた」
現地時間12日に行われた米男子ツアーのOHLクラシック at マヤコバ(メキシコのエル・カマレオンGC)は、パットン・キジーア(米)のツアー初優勝で幕を閉じた。惜しくも1ストローク差の2位に終わったリッキー・ファウラー(米)が、競技終了後にコメントを残した。
2日目、3日目に荒天に見舞われるなど日没サスペンデッドとなった今大会。12日の最終日でキジーアやファウラーなどの上位陣は1日で第3ラウンドと最終ラウンドの計36ホールを回る長い1日に。
午前中に第3ラウンドの競技を終え、1打差の単独2位につけるファウラーだが、最終ラウンドは1番からボギーを叩くなど苦戦。さらに、5番パー5では2度ハザードに入れてボギーとするなど、首位キジーアとの差は4打に。16番から連続バーディを奪うなど18番を前に1打差まで迫った同選手だが、上りホールの渾身のバーディパットはショートし、ツアー5勝目に手が届かなかった。
惜しくも優勝を逃したファウラーは「彼が上回っていた。良いバーディパットを沈め、いくつかのパーセーブにも成功した。彼は1日を通して36ホールで本当に良いプレーを見せていた。」と初優勝を飾ったキジーアを称賛している。
今年2月のザ・ホンダ・クラシックで通算4勝目を挙げたファウラーだが、今回を含め2位に甘んじたのはこれで12回目。しかし、同選手は「良いプレーができたと思うし、コースマネージメントも上手く行えた。」とシーズン初戦に満足を示した。
なお、今大会は祖父のユタカ・タナカ氏ら家族が現地で観戦したものの、プレーオフで松山英樹に敗れた2016年のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンに続き、またしても祖父母の前で優勝を飾ることができなかった。
(写真提供:Getty Images)