クラブを松葉杖として使わなくて済む タイガー公式記者会見(1)
タイガー・ウッズ(米)主催のヒーロー・ワールドチャレンジ(現地時間30日/バハマ、アルバニーCC)で競技復帰するウッズ。開幕前に公式記者会見に臨んだ。
ゴルフの状態を聞かれたウッズは、「クラブを松葉杖として使わなくて済む」と笑いながら語り、「今はスイングができるから、エキサイティングだし、ここに来れて良かった。プレジデンツカップの時にも答えたけど、今後のゴルフのことは分からない。最初は、ショートアイアンで80ヤードくらい打ったけど、怖かった。それから、ロングアイアン、ウッド、スティンガーショットを打っていくうちに怖さは消えた。この大会では、自分は何ができて、できないのかを試す。ゲーム感だったり、アドレナリンがでた時にどうなるかとかね」とコメント。
去年と比べて今年は全く感覚が違うようで、「去年は痛みがあった。それでも、良いショットは打っていたし、スピード感もあると思っていたが、今考えると、スローだった。でも今年は、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ダニエル・バーガー(米)、ジャスティン・トーマス(米)、リッキー・ファウラー(米)、ダスティン・ジョンソン(米)らと久しぶりに楽しいゴルフができた」と痛みなくプレーできることに喜びを感じている様子。
まだ試していないショットはあるかとの質問には、「深いラフからのショット、(インテンショナル)スライスとフックは試していない。自分の体ができる事、できない事を見極める必要があるからね。また、このコースでは不要なショットだから練習しなかった」と答えた。
また、復帰するにあたり子供たちの反応を聞かれたウッズは、「子供たちは自分がゴルフをしている姿なんて想像できないと思う。だって、YouTubeゴルファーだと思っているからね(笑)。2人が見ているのはハイライトとかで、実際にプレーしているところは見たことが無い。サム(娘)は、練習場で僕がボールを打った時、”ボールはどこに行ったの?”と聞いてきたから、”たった320ヤードくらいのところ”って調子に乗って返したんだ。チャーリー(息子)も私と競い合いたいみたいだね。このような時間が、自分にとってはとても特別だ」と語った。
(画像・素材提供:ゴルフネットワーク)