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喪章をつけてプレーする選手たち もう悲劇は起きて欲しくない

更新日:2018/02/23 11:06
喪章をつけてプレーする選手たち もう悲劇は起きて欲しくない
3位タイのJ.トーマスはキャップに喪章をつけてプレーした。

 

 米男子ツアーのザ・ホンダ・クラシック(現地時間22日/フロリダ州、PGAナショナル)初日が終了。この日は多くの選手がキャップやシャツに喪章をつけてプレーしていた。

 PGAナショナルから約70キロ離れたマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で銃乱射事件が起きたのは14日。生徒や教員を含め17人の尊い命が奪われた。

 初日3位タイで終えたジャスティン・トーマス(米)は「酷いことが起きてしまった。どんな形でもツアー全体、僕たちはサポートする。喪章をつけてプレーするのは最低限のことだよ」とコメント。

 また、フロリダに住むタイガー・ウッズ(米)は「理由もなしに多くの命が奪われ、残念でならない。生徒たちの心にこの悲劇はずっと残ってしまい、忘れたくても忘れられなくなってしまうよ。ただただ悲しい」とインタビューで語った。

 2012年12月にコネチカット州のサンディフック小学校で乱射事件が起きた際には、J.J.ヘンリー(米)が同校のイニシャル(S.H.E.S.)のついたキャップで大会に出場し、哀悼の意を表した。同選手は小学校から約32キロ離れたフェアフィールド出身ということもあり非常に心を痛めていた。

 また、去年10月にラスベガスでも乱射事件が起き、その翌月に同地開催のシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープンが行われた。どうにかプレーで元気づけたいと思ったバッバ・ワトソン(米)は当初エントリーしていなかったが、出場を決めた。

 悲しい事件はもう起きて欲しくない。

(写真提供:Getty Images)

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