「叫んで、泣いていた」 ファンの支えで立ち直ったトンプソン
更新日:2018/03/28 19:27
掲載日:2018/03/28 19:31
レクシー・トンプソン(米)は若いキャリアの中で、最も挫折を味わった場所へ帰ってきた。ANAインスピレーション(現地時間29日/カリフォニア州、ミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントコース)の記者会見で「いつも以上に気持ちが入っている」と語った。
トンプソンは4年前に同大会を制しているが、昨季は最終日の後半に4打罰を課せられ、単独トップを走っていたが勝利を逃した。
3日目の17番で、パットを打つ前にマークした場所とは別の場所にボールを置き直したのが事の始まり。この事実が発覚したのは最終日の後半12番から13番に向かう途中。しかも、競技委員ではなくテレビ視聴者の指摘で発覚した。結局、誤所からのプレー(2打罰)と過少申告(2打罰)で4打のペナルティが科せられた。
記者会見ではエイプリルフールの週だったので、冗談かと振り返り、4打罰を受けたつらい記憶をたどった。
「あの夜はとても辛かった。私は叫んで、泣いていた。しばらくは抜け出すことが出来なかった。その夢を見ることもあったし、今でもたまにあるわ」
しばらくは立ち直れなかったが「ファンが私のところへ来て、『あなたは素晴らしかった』と言ってくれたから、ポジティブに捉えることが出来ている。大変だったけどいつもファンが私を支えてくれていた」と語っている。
また「このような形でトーナメントを終えたく無かったが、今までの中で最高のゴルフをすることが出来たと捉えている。今後もそれを続けていきたい」と最後に締めくくった。
(写真提供:Getty Images)