パットに苦しむJ.スピース 祭典に向け「チャレンジするしか…」
更新日:2018/03/29 18:13
掲載日:2018/03/29 17:41
前週に行われた世界ゴルフ選手権シリーズのWGC-デル・マッチプレーで、ジョーダン・スピース(米)に異変が起きていた。持ち前のパットが決められなくなってしまったのだ。過去には外すことがなかった距離を決めることができず、今シーズンの彼は明らかに苦しんでいる。
マスターズを前にヒューストン・オープン(現地時間29日開幕/テキサス州オースティンCC)に出場するスピースは今季、ストロークす・ゲインド・パッティングで過去最低の172位に低迷している。(過去5シーズンは42位、2位、9位、20位、60位)トータルパット数では201位、1パット率では112位となっている。
さらに距離別でみると、3フィート(約0.9メートル)のパットでは196位、4フィート(約1.2メートル)では191位、5フィート(約1.5メートル)では103位とし、10フィート(約3.0メートル)以内のパットは189位となっている。
かつてないパッティングの不調についてスピースは「構えやペース、今まで当たり前に無意識で出来ていた短いパットが難しく感じる。以前の感覚を取り戻すために色々ことを試しているところだ」と語った。
今季メジャー初戦となる“ゴルフの祭典”は目の前に迫っている。オーガスタのグリーンは特に難易度が高いといわれているが、彼はこれまで優勝が1回、2度の2位タイ、11位タイを記録している。
試行錯誤を繰り返すスピースは、「時間がかかることだ。いつ復調するかは分からない。来週かもしれないし、来年かもしれない。しかし、今はチャレンジすることしかできないし、目を背けてはいけないのは確かだね」と前を向いた。果たして、今週にきっかけを掴んでマスターズに向かうことができるか。