パークか? リンドベルグか? プレーオフは現地2日午前8時に再開
米女子ツアーの今季メジャー初戦 ANAインスピレーション(現地時間1日/カリフォルニア州、ミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントコース)最終ラウンドが終了。
インビー・パーク(韓)、パーニラ・リンドベルグ(スウェーデン)、ジェニファー・ソン(米)が通算15アンダーで並びプレーオフへ。18番パー5で行われ、3ホール目でソンが脱落、4ホール目でも決着がつかず、月曜日に持ち越しとなった。パークとリンドベルグのプレーオフは現地時間2日午前8時に再開する。
「失うものは何もない。すごく長い時間プレーしたから、すぐに寝る準備はできている」と米女子下部ツアーでも優勝経験のないリンドベルグは語った。
ライトを照らさないとボールが見えない時間となり、4ホール目を終え、競技委員がパークとリンドベルグに、「月曜日に持ち越すか」と聞いたところ、2人はすぐに賛成しハグをした。明日は10番パー4からスタートし、決着がつかなければ、17番パー3、18番パー5と続く。
「やっと違うホールでプレーできる。楽しみ」とメジャー通算7勝のパークは語り、「明日の朝にウォームアップを急いででもしたい。遅くまでプレーして、次の日が早いのには慣れていないので」とコメントしている。
3ホール目で脱落したソンは、「パットを沈められず敗退してしまい残念だけど、多くのことを学んだ。この瞬間を大切にし前へ進む」とメジャー大会でのプレーオフを経験した同選手はより強くなるだろう。
上原彩子も大健闘。トップと5打差からスタートした上原は、出だし3連続バーディ、9番でボギーを叩くも、11番でバーディを奪い、4バーディ、1ボギーとスコアを3つ伸ばし通算12アンダー単独8位でフィニッシュ。1977年の全米女子プロゴルフ選手権を制した樋口久子以来のメジャー制覇とはならなかったが、4日間ファンを魅了した。
(写真提供:Getty Images)