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シンプソン、アンカリング禁止を克服 7打差をつけ最終日へ

更新日:2018/05/14 09:00
シンプソン、アンカリング禁止を克服 7打差をつけ最終日へ
パッティングが好調のウェブ・シンプソン。

 

 米男子ツアーのザ・プレーヤーズ選手権(現地時間12日/フロリダ州 TPCソーグラス)第3ラウンドが終了。ウェブ・シンプソン(米)が1イーグル、4バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算19アンダー単独首位で完全優勝に王手をかけた。

 3日目を終えて後続に7打差をつけているシンプソンだが、今大会が5月開催に移って以来、首位で最終日を迎えた11選手のうち3選手しか優勝できていないというデータがある。2014年以来優勝がなく、今大会で15位以内に入ったことがないシンプソンは「まだ18ホール残っているし、やることはたくさんある」と気を引き締めていた。

 ティーショットの平均飛距離が290.8ヤード(145位)、フェアウェイキープ率も58.99%(127位)と決して高くはない。ウェブの生命線はまさしく卓越したパターであり、今大会でも約3mのパットはほぼ外していない(39/41)。

 シンプソンは、ロングパターの使い手としてブレイクしたが、アンカリングが禁止となり不調に見舞われた。どうにか適応しようと悩んでいたところティム・クラーク(南ア)から、左腕をシャフトに沿うように固定させ、クローグリップで握る構えを教わったそうだ。

 最初は「変な感覚がした」と慣れなかったようだが、試しているうちに試合でも結果を残せるようになった。「良い方向に進んでいなかったから、彼のレッスンに感謝している」とウェブはクラークに感謝の意を示している。

 パッティングの調子が良いことで、ショットにもプラス効果があらわれ、11番パー5では3打目をグリーン奥のバンカーから放ち、見事チップインイーグルを奪った。崩れることなく2014年以来のツアー通算5勝目を手にすることはできるだろうか。

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