バイロン・ネルソン選手権に出場させて下さい 16歳のスピースが送った手紙
米国時間14日、PGAツアーが公開したジョーダン・スピース(米)少年の手紙が話題となっている。
2010年、16歳のスピースは地元テキサス開催のHP バイロン・ネルソン選手権に出場させて欲しいと大会チェアマンのジョージ・コナント氏あてに熱い思いをつづった長文の手紙を送り、スポンサー推薦で出場を果たした。結果、16位で終える最高のゴルフをしてみせ、その後の活躍は言うまでもない。ちなみに優勝したのはジェイソン・デイ(豪)だった。
手紙の内容の一部
スポンサー推薦で2010年のHP バイロン・ネルソン選手権に出場させて頂きたいです。(テキサス州)ダラス生まれとしてこの大会に出場することは夢であり、8歳の時に父が連れて行ってくれました
2番でフィル・ミケルソンのボールが僕の3mくらい前に飛んできました。フィルが「このボールは自分のか」と尋ねてきたので「はい」と答えました。父が「動いた方がいいですか」と聞いたら、フィルは「その必要はないけど、打つ時に静かにしていてね」と言いました。フィルはそこから寄せて、楽々パーセーブしました。
フィルは笑顔で僕たちに「静かにしてくれてありがとう」と言ってくれました。人生で初めてPGAツアープロのショットを間近で見て、それからずっとそのショットが記憶に残っています。僕もキッズたちに思い出を作ってあげたいと思います。それから8年間、頑張ってジュニア大会で成績を残してきました。
友達のジャスティン・トーマスはウィンダム選手権で予選通過、キャメロン・ペックはフェデックス・セントジュード・クラシックでナイスプレー、マッテオ・マナセロはブリティッシュ・オープンで12位でした。
スポンサー推薦候補の選手が多いのは分かっていますが、もし地元テキサスで育った僕にチャンスを頂けたら幸いです。
今週のAT&T バイロン・ネルソン選手権に出場するスピースのプレーに注目が集まる。
(写真提供:Getty Images)